タイのイミグレーション

タイのイミグレーションに関しての日本人の共通の印象は「毎回何が起きるかわからない」「緊張する」である。ご存知ない方も多いことだろう、日本のお役所とは

段違いである。

 例えば昨日まで通用していた規則が、今日行ったら

変更されていたということが、少なくないのである。

 また係官によっても、対応が違うので、「良い係官に当たりますように」と祈ったりもした。しかし,我々クリスチャンの生活の原則は明快である。

 「全ての人は上位の権威に従わなければなりません、

神によらない権威はないからです。存在する権威は神によって相対的な地位に据えられています」

 ですから、どんな気難しい係官にも敬意を示さなければなりません。

 ただし、例外もあります。

 ある時、日本から来た友人からビザの件で相談を持ちかけられた。ビザのお世話をするエージェントが現在、

リタイヤメントの新規ビザは取るのが困難で1万5000バーツ(日本円での役5万円)かかる。その内訳まで言われたらしい。そのうち1万バーツは係官へのワイロですと。

ワイロと言われたら、私たちクリスチャンは 支払うことはできない。先ほどの上位の権威に従うのは 絶対ではないのだ。相対的と書いてあったのは、神の命令や、原則に反すること、例えば、政府が戦争で殺人を命ずる時や、会社の上司が不正経理を命じる時など、職を失っても従わない。戦争に行きませんというと、牢屋に繋がれるわけだが、従わない。  今回のビザはどうしたかと言うと。私もこのビザを前回取得するにあたって何度、イミグレに通ったかわからない。係官から嫌がらせもされた。背後には業者との癒着も感じたが、事実かどうかは分からない。  一緒にイミグレに行き。取得できた時、友人は信じられないと言っていた。係官の中には、とても親切な方もおられて大変感謝した。