無輸血治療 その2

**大学付属病院は全国に先駆けて、「エホバの証人に対する無輸血手術を受け入れる」と朝日新聞に発表してくださった。**脳神経外科の院長先生も受け入れを表明していて下さっていた。私達は、そのような偏見もなく、

協力を惜しみなく示してくださっているお医者さん方に

感謝してもしきれない。

 私もお医者さんを訪問して、協力をお願いすることを

行なっていた。その地域で最初に協力医になってくださったのは、高校からの友人2人だった。でも事故の当時は、その役は降りていた。

 救急車が**脳神経外科に向かったというので、

先回りして、院長先生に事情をお話しして待機していた。救急車が到着し、2人が運び込まれた。  娘が頭から出血し、重症のようだった。妻は軽傷のように思えた。午後2時頃、検査結果が出て、脳も胸部も 異常なしとなって、帰ってもいいと言われた。  しかし、妻は痛みを訴えていた。先生は胸部を打撲しているせいだろうと言われた。